以外と知らない 汽車・電車・気動車・列車の違い(使いわけ)

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汽車・電車・列車の違い わかりますか?

日常生活の中でも割とよく聞く「電車(でんしゃ)・列車(でんしゃ)」

都市部を離れるとよく走っている「気動車(きどうしゃ)」

鉄道イベントの時などに臨時運行されることの多い「汽車(きしゃ)」

これらの違いは、ご存知ですか?

汽車は、わかる人も多いと思いますが、「電車・列車・気動車」の違いは聞かれると困ってしまう方も多いのではないでしょうか?

今回は、「汽車(きしゃ)・気動車(きどうしゃ)・電車(でんしゃ)・列車(でんしゃ)」の違いや使いわけについて、見ていきましょう。

列車の一種が、汽車・気動車・電車

列車については、国土交通省の定める「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」第2条13項で、「停車場外の線路を運転させる目的で組成された車両をいう」と定義されています。

簡単に言うと、鉄道の線路(レール)上を走行して、人(客車)や物(貨物)を輸送するために作られた鉄道車両が列車です。

このため、列車という大きな枠の中に、「汽車・電車・気動車」といった色々な種類の車両があるということとなります。

また、「旅客列車・貨物列車・新幹線・回送列車・工事用臨時列車」なども「列車」の一種として走っています。

具体的な「汽車・気動車・電車」の違い

最初の鉄道は、産業革命ごろのイギリスで発明されました。

明治5年には、日本の「新橋~横浜」間でも開業します。

当時の列車を動かす動力は蒸気機関を用いた機関車でした。

このため、列車の先頭に蒸気機関車があり、客車や貨車を引っ張って(牽引)走るのが一般的でした。

そのようにして走る列車を当時「汽車」と呼びました。

このような背景から、初期ごろの鉄道はすべて「汽車」でした。

このため一部地方では、汽車が多く走っていた頃の名残で、列車の総称として現在も「汽車」と使う地域もあります。

その後、動力元として、内燃機関(エンジン)を積んで、燃料(ガソリン)で走る列車が登場し、これを気動車といいました。

現在では、主な気動車の動力元は、ディーゼルエンジンとなっています。

このように気動車は、架線から電気を受ず車両に何らかの動力機関を有している車両です。

機関車(汽車)も気動車の一種に含まれます。

戦後は、東京・大阪・名古屋などの都市圏で、列車が架線から供給される電気を動力にする電車が普及していきます。

これに伴い、気動車(汽車も含む)を見る機会が、急激に減少しました。

これにより都市部では、身近に走っている列車が電車のみという地域も現れました。

このため鉄道の線路を走る列車を総称して、「電車」と呼ぶ地域もあります。

しかし電車とは、本来的には電力によって走行する鉄道車両のことを指します。

このため正確には、誤用に当たります。

鉄道会社によっては、列車と電車を区別

なお、JR(旧国鉄)など鉄道会社によっては、「列車」と「電車」を、線路区分で分類することもあります。

これについては、別の記事で解説していきたいと思います。

おわりに

大雑把な「汽車(きしゃ)・電車(でんしゃ)・列車(でんしゃ)・気動車(きどうしゃ)」の違い(使いわけ)は、おわかりいただけましたでしょうか?

少しでも、参考となれば幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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